2013.07.29
定額給付金?
- 2009-01-15 (木)
ここで政治の事など言うのもおかしいのですが、「給付金」には、あまりに面白い思い出話があるので、つい・・・。
25年程前(四半世紀も前か〜)友人が南太平洋の、とある島国に青年海外協力隊で赴任していました。彼のおみやげ話です。
10年に一度の大きな台風に見舞われたその国では、大半の人が家を失ってしまいました。世界中の先進国は義援金を競って送ったそうです。友人曰く、「先進国同士のメンツの張り合いの為のお金」
少なくとも、現地にいた彼にはその様に映ったそうです。
その島国の政府は家を失った人々に現金で給付したそうです。その話を聞いた私達は、その政府の行政力の無さを笑ったものですが、友人は真顔で「素晴らしい政府だ。」と言うのです。何故ならその国の住宅とは、高床式の藁葺き屋根の壁もない家で、部落毎にみんなで協力して建てるそうです。ですから、大工も建設業者もいないのです。そんな状況ですから、行政としてやれる事は何もないです。義援金を貰った人たちも、そのお金でビールを買い込んでラグビー見物で盛り上がったそうです。(ラグビーが盛んな国なのです。)
何が素晴らしいかというと、義援金を懐に入れた政治家や役人はなく、変なところにプールすることも無かった事です。
ね、素晴らしいでしょ。
25年前の感覚でも、政府が国民に現金を配る事って、「行政力が無い!」って、思えたのですが、如何ですか?
こんな時、昔は学生やミュージシャンが暴れてくれましたね。
パーッと、Charles Mingusの「OH YEAH」でも大音量で聴きますか。